社員研修のディスカッションで心がけること

ディスカッションには反対意見も必要

社員研修で行われるグループディスカッションの場では、充分なディスカッションをせずに結論を出してしまうケースが目立ちます。特に異論や反論を述べることに消極的なようです。反論して協調性がないと思われたくないという心理が働くからでしょうか。ディスカッションは井戸端会議ではありませんから、受講者がそれぞれ意見を充分出し合って異論や反論を述べて、グループとしての最良の結論を出すことが求められています。話し合いには反対意見が必要です。自信がないからといって、不満そうな顔をしているだけで、何も意見を発しないというのでは、その場にいる意味がありません。ただし、反対意見を述べる時に「何となく反対」というのでは、反発を買うだけです。何の根拠もない話に説得力はありません。しかし、事例や経験談など根拠を明確にして意見を述べれば、賛成意見だろうが反対意見だろうが、人は耳を傾けてくれるものなのです。

講師は受講者のどこを見ているのか?

また、限られた時間のなかで結論を出さなければならないディスカッションで大切なのは、前半部分で徹底的に意見を論じ合うということです。10人いて皆が同じ意見を述べていても仕方ありません。場合によっては、全員があえて違う意見を述べてみる、などのルールを設けて意見を出し合ってみるのも、社員研修においては大切なことです。講師は、どんなタイプの人とも相手の価値観を認めて協力し、成果を出せるかどうかを見ています。自分を他人と比較して消極的になったり、人の意見を打ち負かして優越感を感じたりするのは、無意味なことなのです。

ハラスメントの防止・部下とのコミュニケーションを構築するための管理職研修は、多くの企業で実施しており、時間を掛けて実施する企業は丸一日を割く事もあります。